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2008年11月13日

ナツコ 沖縄密貿易の女王

みなさま、こんにちわ
最近、髪が大ダメージを受け、このままでは外出できないほどのFouでございます。自分でパーマをかけたら、こんなことに。

さて、「ナツコ 沖縄密貿易の女王(奥野修司著 文春文庫)」という本を読みました。
このような紹介文がついています。
1946年から51年まで、沖縄はケーキ(景気)時代と呼ばれていた。誰もがこぞって密貿易にかかわる異様な時代。誰にも頼れない代わりに、才覚、度胸ひとつで大金をつかむことができた時代であった。彼らから「女親分」と呼ばれたナツコは、彼らの上に君臨したわけではない。貧しかったが夢のあった時代の象徴だった。

ナツコ 沖縄密貿易の女王


戦争直後の混沌とした時期、アメリカ軍から弾薬を盗んだり、放置された軍のトラックを勝手に解体してアジア各国に密輸し、食料や薬品などを買い付け、人々は巨額の貿易をしていました。
そこに、ナツコさんが女王のごとく君臨します。どんな大男でも操られてしまうようなカリスマ性、先見の明、美貌、度胸、強運をすべて兼ね備えていました。沖縄で最も尊ばれる「先祖崇拝」をせず、「死んでしまえば土になるだけ」と祈ることもせず、娘の十三祝い(女の子のとても大事な13歳になったお祝い)の席にも現れず、貿易に出れば何ヶ月も帰ってこない母親です。
太く短く激烈に駆け抜けたナツコさんは、38歳という若さでそのケーキ時代の終焉と共に病気でこの世を去りました。

ナツコさんは、若いころフィリピンのマニラで働いたこともありました。その頃、沖縄では学校を出たら台湾など他の国に就職するのもごく当たり前のことでした。まさにボーダーレスの民。国境、パスポートって今さら何? という感じです。
私は、世の中は農耕民族と狩猟民族に分かれると思っていたのですが、海洋民族というものがあるのだと知りました。
この本は、歴史を記録するという著者の志から書かれており、多くの人のインタビューで構成されています。ところが、密貿易についての話なので、誰もが本当のことをすべて語ったとは限りません。後になって、それがポロポロと明るみに出てくるところも面白いです。



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Posted by たこちゃんさん at 15:15│Comments(2)おしゃべり
この記事へのコメント
ナツコさんいいですね~。仏壇に縛られない生活・・・すてき!!

読書の秋ですか??私はいいかげん風水の本を読まないと!
家の中心にトイレがあるのですが、これが風水的にダメなんですって。
最近、家族で病院ばかり通っているんで運気をあげなくては!!

Fouさんの今日のお帽子はパーマの失敗かくしだったんですね?!
イメチェンかと思いました。なにがあってもFouさんのスタイルになるからおもしろいですね。”マジシャン”だ。
Posted by Hikariママ at 2008年11月13日 21:36
Fouさ~ん!記事の投稿、ありがとうございますぅ~♪
今週は楽させてもらっています~!(*ノノ)
ありがたや~、ありがたや~ (-人-;) みなさまに感謝!

ナツコ!! またシブイ本を読みましたね~Σ(- -ノ)ノ
少し前に話題になっているのは知っていましたが、読んでいませんでした。
そうですね。その時代は本土へ行くのにもパスポートが必要だったでしょうから、
台湾へ行こうが、フィリピンへ行こうが、あまり変らなかったのかもしれませんね(^^;
でもものすごい人がいたもんだな~とつくづく思います。

にょわ~。髪の毛、パーマ失敗したとなっ?!
しかし、自分でパーマかけてるところがすごいですがな!Σ('◇'*)
前髪すら、自分で切るのに勇気がいるというのにo(TヘTo)
Posted by はるまま at 2008年11月14日 00:29
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