2007年12月26日
発表会のリトミック
こんばんは。にしやまです。
皆さんのところではサンタさんはどんなプレゼントを届けてくれたのかしら
きっと子供たちにとってすてきなプレゼントだったことでしょう
クリスマスも終わって、大人は何かとせわしく年末の大掃除も待ってますね←もう済ませたお家も多いのかも・・・(うちはまだまだ)
でも子供たちには「もうい~くつ寝るとお正月」楽しみなお正月が待ってます
この季節ってクリスマスが終わってもお正月もあって、1年で一番楽しい季節なのでしょうね。
さて、先日の発表会で「リトミック」の発表もありましたね。
時間があれば友紀乃先生の解説があればさらに良かったと思うのですが、おせっかいな私が少し説明します。
今回は、発表会のためのリトミックではなく、公開レッスンとして行われました。
(友紀乃先生は私の二つ下で音大同学科の後輩でした。また今は一緒にリトミックを学んでいる仲間です)
えっと、すべてをきちんと覚えている訳ではありませんが、2・3歳児は音の高低と音&リズムの違いを聞き分け、即座に反応する、というのを主にしていました。
「音の高低」・・・子供たちには例えば高い木とか低いお花等、目で見えるものは高低の判断がつきますが、音は聴こえるだけで高低がわかりにくいので、高さを連想させる“高いところにある木の実をとって”とか“高く飛ぶ鳥がきました”とか言いながら高い音の音楽を弾いて認識させていきます。
「音(リズム)の違いを聞き分け、動く」・・・いくつかのリズムパターンを弾き、“この音楽が聴こえたらAちゃんと手をつないで歩く”とか“この音楽ではBちゃんと両手をリズムに合わせて叩く”と即座に反応し、聴く耳を育てます。また先生からの指示は一度しか言わないので子供は「聞き逃したら大変」と集中して聞きます。
「終止形V・Ⅰ、Ⅳ・Ⅲの和声進行を認識」・・・音楽には和声(コード)進行という和音があって、かならず「音楽が終わる感じ」「まだ続く感じ」というのがあります。終わるコード進行をすでに2、3歳から認識させていくことにより、絶対音感はもちろん3~4年後には自分で好きな曲のメロディと左手(伴奏)も自らの感覚で考えてピアノが弾けるようにもなります。
4、5歳児はかなり高度な内容でしたよ。
「単調と長調」・・・単調(さびしい感じの曲)と長調(楽しい感じの曲)を曲を止めることなくずっと引き続けながら急に単調になったり長調になったり急に変わってましたが、きちんと聞き分けていました。(発表会では単調で後ろ向きに歩いて長調で前進してました)
「カノン」・・・音楽の追いかけっこです。4拍子2小節くらいのピアノのリズムを聞いた後手を叩きますが、先生は子供が手を叩いているのと同時に次の新しいリズムを弾いています。つまり子供は前に聞いたリズムを叩きながら次のリズムも記憶しなくてはいけません。
先生のピアノ伴奏は単なる楽譜とおりに演奏するのではなく、たくさんのジャンルの曲を弾き、子供の動きにあったリズムや曲を即興で弾いていました。
これは音楽を学んだり音楽大学を出た者でも相当な訓練をしなくては出来ませんよ。
訓練しても作曲の才能がなければ出来ないし、教える先生によって子供が例えばリトミックを5年間学んだとして、結果が相当変わります。
リトミックを学んだ者としては「ちょっとピアノが弾ける人が弾いて、子供にリズム感と音感をつけるための誰でも出来る簡単なもの」と思われると辛いんですけどねぇ。
まぁ、結果で出るようなリトミックをこれまで県内ではされていないので、仕方ないです。
友紀乃先生は県内では数少ないリトミシャンです【国際ライセンス(国内では取得者がわずか20名ほど)を取得するため頑張ってます】
うんちくはこれくらいにして、本当に子供たちは良い音楽をいっぱい吸収しているんだなぁって思いました
友紀乃先生、お疲れ様でした。
皆さんのところではサンタさんはどんなプレゼントを届けてくれたのかしら
きっと子供たちにとってすてきなプレゼントだったことでしょう
クリスマスも終わって、大人は何かとせわしく年末の大掃除も待ってますね←もう済ませたお家も多いのかも・・・(うちはまだまだ)
でも子供たちには「もうい~くつ寝るとお正月」楽しみなお正月が待ってます
この季節ってクリスマスが終わってもお正月もあって、1年で一番楽しい季節なのでしょうね。
さて、先日の発表会で「リトミック」の発表もありましたね。
時間があれば友紀乃先生の解説があればさらに良かったと思うのですが、おせっかいな私が少し説明します。
今回は、発表会のためのリトミックではなく、公開レッスンとして行われました。
(友紀乃先生は私の二つ下で音大同学科の後輩でした。また今は一緒にリトミックを学んでいる仲間です)
えっと、すべてをきちんと覚えている訳ではありませんが、2・3歳児は音の高低と音&リズムの違いを聞き分け、即座に反応する、というのを主にしていました。
「音の高低」・・・子供たちには例えば高い木とか低いお花等、目で見えるものは高低の判断がつきますが、音は聴こえるだけで高低がわかりにくいので、高さを連想させる“高いところにある木の実をとって”とか“高く飛ぶ鳥がきました”とか言いながら高い音の音楽を弾いて認識させていきます。
「音(リズム)の違いを聞き分け、動く」・・・いくつかのリズムパターンを弾き、“この音楽が聴こえたらAちゃんと手をつないで歩く”とか“この音楽ではBちゃんと両手をリズムに合わせて叩く”と即座に反応し、聴く耳を育てます。また先生からの指示は一度しか言わないので子供は「聞き逃したら大変」と集中して聞きます。
「終止形V・Ⅰ、Ⅳ・Ⅲの和声進行を認識」・・・音楽には和声(コード)進行という和音があって、かならず「音楽が終わる感じ」「まだ続く感じ」というのがあります。終わるコード進行をすでに2、3歳から認識させていくことにより、絶対音感はもちろん3~4年後には自分で好きな曲のメロディと左手(伴奏)も自らの感覚で考えてピアノが弾けるようにもなります。
4、5歳児はかなり高度な内容でしたよ。
「単調と長調」・・・単調(さびしい感じの曲)と長調(楽しい感じの曲)を曲を止めることなくずっと引き続けながら急に単調になったり長調になったり急に変わってましたが、きちんと聞き分けていました。(発表会では単調で後ろ向きに歩いて長調で前進してました)
「カノン」・・・音楽の追いかけっこです。4拍子2小節くらいのピアノのリズムを聞いた後手を叩きますが、先生は子供が手を叩いているのと同時に次の新しいリズムを弾いています。つまり子供は前に聞いたリズムを叩きながら次のリズムも記憶しなくてはいけません。
先生のピアノ伴奏は単なる楽譜とおりに演奏するのではなく、たくさんのジャンルの曲を弾き、子供の動きにあったリズムや曲を即興で弾いていました。
これは音楽を学んだり音楽大学を出た者でも相当な訓練をしなくては出来ませんよ。
訓練しても作曲の才能がなければ出来ないし、教える先生によって子供が例えばリトミックを5年間学んだとして、結果が相当変わります。
リトミックを学んだ者としては「ちょっとピアノが弾ける人が弾いて、子供にリズム感と音感をつけるための誰でも出来る簡単なもの」と思われると辛いんですけどねぇ。
まぁ、結果で出るようなリトミックをこれまで県内ではされていないので、仕方ないです。
友紀乃先生は県内では数少ないリトミシャンです【国際ライセンス(国内では取得者がわずか20名ほど)を取得するため頑張ってます】
うんちくはこれくらいにして、本当に子供たちは良い音楽をいっぱい吸収しているんだなぁって思いました
友紀乃先生、お疲れ様でした。
Posted by たこちゃんさん at 22:31│Comments(3)
│発表会
この記事へのコメント
お仕事お忙しいのに、投稿お疲れ様です。
ゆきの先生が、リトミック専門の先生とは聞いていましたが、そんなすごいことしてたんですね。知らなかった〜。
2年近くも先生に教えてもらってた息子は、しあわせです。
おけいこごとの、練習はサボりがちな息子ですが、音楽は大好きで、
ごきげんな時は、替え歌つくってうたったり、オリジナルをアレンジして
(たんに覚えてないだけ?)大きな声で、歌ってます。
外、歩いてるときは、ちょっと恥ずかしいです.....
ゆきの先生が、リトミック専門の先生とは聞いていましたが、そんなすごいことしてたんですね。知らなかった〜。
2年近くも先生に教えてもらってた息子は、しあわせです。
おけいこごとの、練習はサボりがちな息子ですが、音楽は大好きで、
ごきげんな時は、替え歌つくってうたったり、オリジナルをアレンジして
(たんに覚えてないだけ?)大きな声で、歌ってます。
外、歩いてるときは、ちょっと恥ずかしいです.....
Posted by やひろまま at 2007年12月27日 02:59
にしやまさん、投稿ありがとうございます(^^)
リトミックって奥が深いんですねぇ・・・(>ェ<)知らなかった。
にしやまさんもリトミック学ばれているんですね、すばらしいです!
はるかもゆきの先生のリトミックは大好きで、よく家でも音に合わせて行進したりします。
音に合わせて体を動かす事って、子供の情緒面の発育にも良さそうですよね。
音楽ってすばらしい!とつくづく思う今日この頃です・・・
リトミックって奥が深いんですねぇ・・・(>ェ<)知らなかった。
にしやまさんもリトミック学ばれているんですね、すばらしいです!
はるかもゆきの先生のリトミックは大好きで、よく家でも音に合わせて行進したりします。
音に合わせて体を動かす事って、子供の情緒面の発育にも良さそうですよね。
音楽ってすばらしい!とつくづく思う今日この頃です・・・
Posted by はるまま at 2007年12月27日 07:20
>やひろまま
昨日は忘年会お疲れ様でした。
リトミックは(どのお稽古ごとも同じかもしれませんが)結果が出るのに確かに3~4年はかかりますが、2年やっているので音楽的な基礎は身についていると思いますよ。
それがピアノやヴァイオリンを一緒に習っていると、リトミックをやった子とやらない子との差がはっきりわかるんですよ。
>はるまま
リトミックを6年ほど教えていた経験はありますが、まだまだ勉強が必要だということがつい最近わかりまして、今必死で勉強してます。
楽しいんですけど、難しいです。
昨日は忘年会お疲れ様でした。
リトミックは(どのお稽古ごとも同じかもしれませんが)結果が出るのに確かに3~4年はかかりますが、2年やっているので音楽的な基礎は身についていると思いますよ。
それがピアノやヴァイオリンを一緒に習っていると、リトミックをやった子とやらない子との差がはっきりわかるんですよ。
>はるまま
リトミックを6年ほど教えていた経験はありますが、まだまだ勉強が必要だということがつい最近わかりまして、今必死で勉強してます。
楽しいんですけど、難しいです。
Posted by にしやま at 2007年12月29日 12:53
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